
省エネルギー改修工事におけるパフォーマンス契約とは、省エネルギー改修工事により実現する経費削減分で工事費・金利負担分(融資を受ける場合は金融機関への返済分)工事請負業者の経費などの全てを賄うことを保証し、これが実現しない部分については工事請負業者が損失補填を行う契約をいう。
この際の契約には以下の項目が明記される。
・顧客の負担する経費の内訳
・保証する削減金額
・削減額の計算方法
・保証した削減金額が顧客の負担する経費を下回る場合は、工事請負業者が顧客の損失総額を補償する
ESCO事業は、パフォーマンス契約に基づく省エネ改修工事を行う。パフォーマンス契約を行うことは、顧客の利益保証を行うことになるが、金融機関にとってはプロジェクトファイナンスを行う際のリスクヘッジの機能を持つ。プロジェクトファイナンスは資産等の担保を必要としないことから、事業実施者にとっては新たな融資枠を確保することになり、通常の融資枠にとらわれず、事業の採算性で実施の可否を判断することができる。従って、ESCO事業にとって、パフォーマンス契約とプロジェクトファイナンスは、回収期間の長い省エネ改修工事を行う上で非常に重要な役割を果たす。
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